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月別アーカイブ: 2025年12月

頼本林業のよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っている

頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

木材の等級選別 📐🌲

― 丸太の“価値”を見極めるプロの目 ―

 

 

 

木材は、すべて同じ価値ではありません。
同じ山・同じ樹種であっても、
一本一本の状態によって評価は大きく変わります

その価値を決めるのが、
👉 木材の等級選別
という工程です。


🌲 等級選別とは?

 

等級選別とは、

  • 丸太の太さ

  • 曲がり具合

  • 節の有無・大きさ

  • 傷・腐れ・割れ

などを総合的に見て、
用途と価格を決める作業です。

これは単なる仕分けではなく、
👉 木の“将来の使われ方”を決める重要判断でもあります。


📏 太さが価値を左右する理由

 

木材評価でまず見られるのが、太さ

  • 太い丸太 → 梁・柱・構造材

  • 細い丸太 → 板材・合板・チップ

 

太い木ほど、

  • 使い道が広い

  • 加工後の歩留まりが良い

ため、
基本的に評価が高くなります📈


🌀 曲がり・反りの影響

 

次に重要なのが、曲がりです。

  • まっすぐな丸太

  • わずかに曲がった丸太

  • 大きく湾曲した丸太

曲がりが大きいほど、

  • 製材ロスが増える

  • 構造材に使いにくい

ため、評価は下がります⚠️

ただし、

  • 用途によっては問題にならない

  • 特殊用途で使われる場合もある

など、
単純な良し悪しではないのが選別の難しさです。


🌳 節(ふし)の有無と評価

 

節は木が成長する過程でできるもの。

  • 小さく整った節

  • 大きく抜けた節

  • 集中している節

節の状態によって、

  • 見た目

  • 強度

  • 加工性

が大きく変わります。

特に、

  • 化粧材

  • 内装材

では、
👉 節の少なさ=高評価
になることが多いです✨


🔍 傷・腐れ・割れのチェック

 

等級選別では、
細かな欠点も見逃されません。

  • 伐倒時の打痕

  • 搬出時の傷

  • 乾燥による割れ

  • 内部腐朽の兆候

 

これらは、

  • 強度低下

  • 商品価値低下

につながるため、
慎重にチェックされます👀


🧠 等級選別は“経験の世界”

 

木材の等級選別は、
数値だけで決まるものではありません。

  • 見た瞬間の印象

  • 触った感覚

  • 木目の出方

など、
長年の経験に裏打ちされた判断が求められます。

「この木はどこで、どう使われるか」
そこまで想像して評価するのが、
等級選別の本質です🌲✨


📝 まとめ

 

木材の等級選別は、

  • 太さ

  • 曲がり

を総合的に見て、
木の価値を決定する工程

山で育った一本の木が、
どんな形で社会に役立つのか――
その運命を決める、
非常に重要で奥深い作業です📐🌲

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第19回~

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頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

 

搬出作業 🚛🌲

― 山で伐った木を“価値ある資源”として届ける工程 ―

 

 

 

林業において、伐倒・集材までが終わっても仕事はまだ半分です。
山の中にある木材を、市場や製材所へ安全かつ効率よく運ぶ
それが「搬出作業」です。

この工程は一見すると「トラックに積んで運ぶだけ」に見えがちですが、
実際には林業全体の品質と収益性を左右する重要工程です🚛💨


🌲 搬出作業とは何か?

 

搬出作業とは、

  • 山土場(集積場所)に集めた丸太を

  • トラックに積み込み

  • 市場・製材所・原木置き場へ運搬する

までを指します。

しかし実際の現場では、

  • 道が狭い

  • 傾斜がきつい

  • 地盤が弱い

  • 天候に左右される

といった条件が重なり、
単純な運搬作業では済まないのが現実です⚠️


🛣️ 林道・作業道が搬出を左右する

 

搬出作業の成否は、
👉 林道・作業道の状態
に大きく左右されます。

  • 道幅はトラックが安全に通れるか

  • カーブで切り返しができるか

  • 雨天でも路盤が崩れないか

これらを考慮せずに搬出を行うと、

  • トラックのスタック

  • 路肩崩壊

  • 積載中の事故

につながる危険があります⚠️

そのため、搬出前には必ず、

  • 路面状況の確認

  • 重機による補修

  • 必要に応じた道づくり

が行われます🛠️


🏗️ 積み込み作業の精度が重要

 

搬出作業で特に重要なのが、
トラックへの積み込みです。

使用されるのは、

  • フォワーダ

  • グラップル付きバックホウ

  • トラック搭載型クレーン

などの重機。

ここでのポイントは👇

  • 丸太の長さを揃える

  • 重心を安定させる

  • 荷崩れしない積み方

少しでもバランスが悪いと、

  • 走行中の荷崩れ

  • 道路交通法違反

  • 重大事故

につながるため、
積み込みは“経験と感覚”がものを言う工程です🚧


⚖️ 積載量と法令遵守

 

搬出作業では、
「たくさん積めば良い」という考えは通用しません。

  • 最大積載量

  • 車両総重量

  • 丸太のはみ出し防止

など、厳格なルールがあります📏

過積載は、

  • 道路損傷

  • 事故リスク増大

  • 事業停止リスク

を招くため、
安全第一での搬出管理が不可欠です。


🌧️ 天候と搬出の関係

 

林業の搬出作業は、
天候の影響を非常に受けやすい工程です。

  • 雨 → 路面がぬかるむ

  • 雪 → スリップ・通行不能

  • 強風 → 積み下ろし危険

 

特に雨天時は、

  • 無理に搬出しない

  • 作業を延期する

といった判断も重要になります☔


📝 搬出作業の本質

 

搬出作業は、

  • 木を運ぶ作業

  • 物流の仕事

であると同時に、

👉 山と街をつなぐ最終工程

伐った木が「資源」として世に出るかどうかは、
この搬出作業にかかっていると言っても過言ではありません🌲➡️🏭


📝 まとめ

 

搬出作業とは、

  • 運搬技術

  • 重機操作

  • 道づくり

  • 法令遵守

  • 天候判断

 

すべてを総合した、
林業の集大成とも言える工程です🚛✨

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第18回~

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集材作業 ― 森から木を運び出す知恵と技術

架線集材と高性能林業機械の活用

 

 

 

伐倒された木は、そのままでは利用できません。
次に行われるのが集材(しゅうざい)作業です。

集材とは、
伐った木を一定の場所まで集める作業
であり、林業の効率・安全・環境配慮を左右する重要工程です。


集材作業の目的

 

集材作業には、明確な目的があります。

  • 木材を傷めずに運ぶ

  • 作業時間を短縮する

  • 斜面での安全を確保する

  • 森林へのダメージを抑える

単に「引っ張る」作業ではなく、
現場条件に最適な方法を選ぶ判断力
が求められます。


架線集材 ― 急斜面で生きる伝統技術

 

急傾斜地や重機が入れない場所では、
架線集材が活躍します。

架線集材とは

  • ワイヤーロープを張り

  • 空中に木を吊り上げ

  • 滑らせるように運搬

 

地面を引きずらないため、

  • 地表を荒らさない

  • 木材の品質を保てる

という大きなメリットがあります


架線集材で重要なポイント

 

  • 支点となる立木・支柱の選定

  • ワイヤー角度と張力計算

  • 作業範囲の安全確保

少しの判断ミスが、
ワイヤー切断や事故につながる
ため、経験と慎重さが不可欠です。


高性能林業機械による集材

 

近年主流となっているのが、高性能林業機械による集材です。

主な機械

  • グラップル

  • フォワーダ

  • スキッダ

 

これらを使い、

  • 木を掴む

  • 運ぶ

  • 積む

作業を効率的に行います。


⚙️ 機械集材のメリットと注意点

 

✅ メリット

  • 作業スピードが速い

  • 人力作業が減り安全性向上

  • 大量処理が可能

 

⚠️ 注意点

  • 地面を傷めやすい

  • 機械導線の計画が必須

  • 雨天時は作業制限が必要

そのため、
地形・天候・土質を見極めた運用
が求められます。


環境に配慮した集材計画

 

集材作業は、森林環境への影響も大きい工程です。

  • 残存木を傷つけない

  • 表土流出を防ぐ

  • 水路を荒らさない

これらを意識することで、
次世代につながる森林管理が実現します。


まとめ

 

集材作業は、

  • 技術

  • 機械

  • 地形判断

  • 環境配慮

が融合した、林業の要となる工程です。

伐倒された一本の木が、
資源として活かされるかどうか
その分かれ道が、集材作業にあります

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第17回~

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伐倒作業 ― 森と向き合う最初の一手 ⛏️

チェーンソーと重機で行う、林業の中核作業

 

 

 

林業におけるすべての作業は、伐倒(ばっとう)作業から始まります。
伐倒とは、立っている木を計画通りの方向へ安全に倒す作業のこと。


一見すると「木を切り倒すだけ」のように思われがちですが、実際は高度な判断力と技術が求められる、林業の要となる工程です。


伐倒作業の役割とは

 

伐倒作業の目的は、単に木を倒すことではありません。

  • 周囲の木を傷つけない

  • 作業者の安全を確保する

  • 次工程(集材・搬出)をスムーズにする

  • 森林環境への影響を最小限に抑える

つまり伐倒は、
森・人・作業工程すべてを考えた計画作業なのです。


チェーンソー伐倒の基本技術

 

現在も多くの現場で使われているのが、チェーンソーによる伐倒です。

使用前の重要確認

  • チェーンの張り・刃の状態

  • 燃料・オイルの確認

  • 周囲の地形・傾斜

  • 風向き・風の強さ

これらを確認せずに作業を始めることはありません⚠️


受け口と追い口 ― 伐倒の核心

 

伐倒では、受け口(切り欠き)と追い口が極めて重要です。

受け口

  • 木を倒したい方向に作る切り欠き

  • 倒れる方向を決定づける

  • 角度・深さ・位置が精度を左右

 

追い口

  • 木を押し出すための切断

  • ヒンジ(つる)を残すことで方向制御

このヒンジの残し方ひとつで、
倒れる方向・スピード・安全性が変わります。


 自然条件を読む力

 

伐倒作業では、機械操作以上に自然を読む力が重要です。

  • 木の傾き(前傾・後傾)

  • 樹種による重心の違い

  • 風の強さ・突風の可能性

  • 地面の滑りやすさ

 

特に山林では、
「思った通りに倒れない」
という事態を常に想定して作業します。


重機を用いた伐倒作業

 

近年では、**重機(フェラーバンチャ・ハーベスタなど)**を用いた伐倒も増えています。

重機伐倒の特徴

  • 作業者がキャビン内にいるため安全性が高い

  • 切断から倒木まで一連の作業が可能

  • 大径木や大量伐採に向いている

 

一方で、

  • 機械の操作技術

  • 地形への適応力

  • 重機導線の確保

といった高度な判断も必要になります。


⚠️ 伐倒作業の危険と対策

 

伐倒作業は、林業の中でも特に危険度が高い作業です。

  • 予期せぬ方向への倒木

  • 枝の跳ね返り

  • 根返り・地盤崩れ

 

そのため、

  • 退避ルートの確保

  • 声掛け・合図の徹底

  • 単独作業を避ける

といった基本が、命を守ります


まとめ

 

伐倒作業は、

  • 技術

  • 判断力

  • 自然理解

  • 安全管理

すべてが求められる、林業の基礎であり核心です。

一本の木を倒すまでに、
多くの計算と経験が詰まっている
それが伐倒作業なのです

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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