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月別アーカイブ: 2025年11月

頼本林業のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っている

頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

主伐(しゅばつ)とは
〜森の成長を次世代につなぐ循環の仕組み〜


木は人と同じように、“寿命”があります。
数十年、時には百年以上の時を経て立派に育った木は、やがて伐採の時期を迎えます。

それが「主伐(しゅばつ)」。
成熟した木を伐り出し、木材として利用する作業のことです。
しかし、ただ伐るだけではありません。
主伐の本当の目的は、「次の森を育てる準備」にあるのです。


主伐の意義

 

主伐は、森のサイクルをつなぐための最終工程。
人工林では、
植林 → 下刈り → 間伐 → 主伐
という流れで数十年をかけて育林が行われます。

木が充分に太く成長したら、木材として利用する。
そして伐った跡地には新たな苗を植える――
この**「伐って、植えて、育てる」循環**が、持続可能な森林経営の基本です。


⚙️ 主伐の工程

 

1️⃣ 事前調査と計画
 地形や気候、木の種類を調べ、伐採の範囲や方法を決定。
 大型機械を使用する場合は、周囲への影響も最小限に抑えるように配慮します。

2️⃣ 伐採作業
 伐採では、チェーンソーや高性能林業機械を使用。
 倒す方向や風の流れを読み、他の木を傷つけないよう慎重に作業します。
 大木が静かに倒れる瞬間は、まさに森の歴史の一区切りです。

3️⃣ 搬出・運搬
 伐り出した丸太は、重機や架線集材で山から下ろし、トラックで製材所へ。
 用途に応じて住宅材・家具材・合板・紙などへと姿を変えます。

4️⃣ 更新作業
 伐採後の地面を整地し、新たな苗を植える「再造林」を行います。
 これにより、次の世代の森が再び成長を始めます。


主伐が守る未来

 

主伐によって得られた木材は、再生可能な資源
伐ったあとに植えることで、森林資源は永続的に循環します。

また、木材を使うことはCO₂削減にもつながります。
木は育つ間に二酸化炭素を吸収し、木材として使われる間も炭素を固定し続けます。

つまり、森を使うことが、地球を守ることになるのです。


まとめ

 

主伐は、森の「終わり」ではなく「新しい始まり」。
一本の木を伐ることは、次の世代の森を育てる第一歩です。

間伐で森を整え、主伐で命を受け継ぐ――
その積み重ねが、豊かな森林と持続可能な未来をつくっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第15回~

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🌲間伐(かんばつ)とは
〜森に光と風を通す大切な仕事〜


森の中を歩くと、木々がびっしりと並び、どこを見ても緑に包まれています。
しかし、木があまりに密集しすぎると、光が届かず、風も通わない状態になってしまうのです。

そんなときに行われるのが、「間伐(かんばつ)」。
簡単に言えば、“森の間引き”。
木を間引くことで、残された木々が健やかに育つようにする――それが間伐の目的です。


🌳 間伐の役割と目的

 

木は太陽の光を浴びて光合成を行い、幹を太く育てます。
ところが、木が密集してしまうと、下の木には光が届かず、細く弱々しいままになってしまいます。

間伐を行うと――

  • 🌞 森の中に光が差し込み、下草や小さな苗木も育つ

  • 💨 風が通って、病害虫やカビが発生しにくくなる

  • 🌱 土壌が乾燥せず、健全な水の循環が生まれる

まさに「森を生かすために、あえて伐る」作業。
一見、木を減らすように見えても、それは森全体の健康を守る行為なのです。


⚙️ 間伐の進め方

 

1️⃣ 調査と選定
 どの木を残し、どの木を伐るか――これは熟練の技が求められます。
 まっすぐ伸びた木、病気にかかった木、日陰で育たない木など、
 一本ずつ状態を確認しながら選別します。

2️⃣ 伐採と搬出
 選定された木はチェーンソーで丁寧に伐り倒されます。
 倒す方向、衝撃の吸収、他の木への影響など、すべて計算された動きです。
 伐った木は林道を通じてトラックで運び出され、チップ材や燃料材などとして再利用されます。

3️⃣ 後処理と整備
 伐採跡地に残った枝葉を整理し、森の地表を守るための整地作業も行われます。
 この作業が森の再生を促す大切なステップです。


🌿 環境への恩恵

 

間伐された森では、太陽光を受けて樹木が元気に成長します。
また、下草や小動物も増え、生態系の多様性が戻ってきます。

さらに、健康な木は多くのCO₂を吸収し、温暖化防止にも貢献。
森を間引くということは、地球の呼吸を助けることにもつながるのです。


🌄 まとめ

 

間伐は、森のバランスを保つための“お手入れ”です。
放っておけば窒息してしまう森に、光と風を届ける――
それはまさに、自然と共に生きる人間の知恵です。

今日も山では、静かにチェーンソーの音が響き、
新しい生命のサイクルが始まっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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