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日別アーカイブ: 2025年11月20日

頼本林業のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っている

頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

主伐(しゅばつ)とは
〜森の成長を次世代につなぐ循環の仕組み〜


木は人と同じように、“寿命”があります。
数十年、時には百年以上の時を経て立派に育った木は、やがて伐採の時期を迎えます。

それが「主伐(しゅばつ)」。
成熟した木を伐り出し、木材として利用する作業のことです。
しかし、ただ伐るだけではありません。
主伐の本当の目的は、「次の森を育てる準備」にあるのです。


主伐の意義

 

主伐は、森のサイクルをつなぐための最終工程。
人工林では、
植林 → 下刈り → 間伐 → 主伐
という流れで数十年をかけて育林が行われます。

木が充分に太く成長したら、木材として利用する。
そして伐った跡地には新たな苗を植える――
この**「伐って、植えて、育てる」循環**が、持続可能な森林経営の基本です。


⚙️ 主伐の工程

 

1️⃣ 事前調査と計画
 地形や気候、木の種類を調べ、伐採の範囲や方法を決定。
 大型機械を使用する場合は、周囲への影響も最小限に抑えるように配慮します。

2️⃣ 伐採作業
 伐採では、チェーンソーや高性能林業機械を使用。
 倒す方向や風の流れを読み、他の木を傷つけないよう慎重に作業します。
 大木が静かに倒れる瞬間は、まさに森の歴史の一区切りです。

3️⃣ 搬出・運搬
 伐り出した丸太は、重機や架線集材で山から下ろし、トラックで製材所へ。
 用途に応じて住宅材・家具材・合板・紙などへと姿を変えます。

4️⃣ 更新作業
 伐採後の地面を整地し、新たな苗を植える「再造林」を行います。
 これにより、次の世代の森が再び成長を始めます。


主伐が守る未来

 

主伐によって得られた木材は、再生可能な資源
伐ったあとに植えることで、森林資源は永続的に循環します。

また、木材を使うことはCO₂削減にもつながります。
木は育つ間に二酸化炭素を吸収し、木材として使われる間も炭素を固定し続けます。

つまり、森を使うことが、地球を守ることになるのです。


まとめ

 

主伐は、森の「終わり」ではなく「新しい始まり」。
一本の木を伐ることは、次の世代の森を育てる第一歩です。

間伐で森を整え、主伐で命を受け継ぐ――
その積み重ねが、豊かな森林と持続可能な未来をつくっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っております。

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