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カテゴリー別アーカイブ: 日記

頼本林業のよもやま話~第24回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っている

頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

 

生態系保全

― 森が支える「命のネットワーク」― 🦌🦋🌿

 

 

 

森林は、単に木が生えている場所ではありません。
そこは、野生動物・昆虫・植物・微生物が共存する巨大な生態系です。

この生態系が保たれているからこそ、
自然は安定し、人の暮らしも支えられています。


森は“生き物の集合住宅”

 

森の中には、

  • 🦌 シカ・イノシシなどの哺乳類

  • 🐦 鳥類

  • 🦋 昆虫

  • 🌸 草花・低木・高木

が、それぞれ役割を持って暮らしています。

たとえば、

  • 木の実は動物の食料になる

  • 動物は種を運び、植物を増やす

  • 昆虫は受粉を助ける

といったように、
一つが欠けると全体が崩れる関係にあります。


昆虫がいなくなると何が起きるか

 

一見、小さな存在に見える昆虫ですが、
生態系では非常に重要な役割を担っています。

昆虫が減ると、

  • 花が実を結ばなくなる

  • 鳥や小動物のエサが減る

  • 植物の分布が変わる

といった連鎖的な影響が発生します。

森林は、こうした小さな命の積み重ねによって支えられています。


森林破壊が生態系に与える影響

 

無計画な伐採や開発によって森林が失われると、

  • 生息地が分断される

  • 移動できない生き物が絶滅する

  • 外来種が入り込みやすくなる

など、回復が難しいダメージが残ります。

生態系は、一度壊れると
元に戻るまでに何十年、何百年とかかることも珍しくありません。


管理された森が生態系を守る

 

重要なのは、
「手を加えないこと=守ること」ではないという点です。

適切な森林管理によって、

  • 光が入り、多様な植物が育つ

  • 動物が住み分けできる

  • 病害虫の大発生を防げる

といった、健全な生態系が保たれます。


まとめ

 

森林は、

  • 🦋 多様な生き物の住処であり

  • 🌿 命のつながりを支え

  • 🌏 自然全体のバランスを保つ

欠かすことのできない存在です。

森を守ることは、
一つの種を守ることではなく、
すべての命の関係を守ること
なのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第23回~

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CO₂吸収と地球温暖化防止

― 森が果たす“見えない環境対策”の力 ― 🌍🌲

 

 

 

地球温暖化という言葉は、今や誰もが耳にする時代になりました。
異常気象、猛暑、豪雨、海面上昇――その多くの原因とされているのが、二酸化炭素(CO₂)をはじめとする温室効果ガスの増加です。

こうした問題の中で、森林が果たしている役割は非常に大きく、しかも日常では見えにくいものでもあります。
今回は、「木がCO₂を吸収する」という基本から、その仕組みと意味を丁寧に解説します。


木はなぜCO₂を吸収するのか

 

樹木は成長する過程で、光合成を行います。
この光合成によって、

  • 🌞 太陽の光

  • 🌬️ 空気中の二酸化炭素

  • 💧 水分

を使い、自らの体をつくるための栄養を生み出します。

このとき、空気中から取り込まれたCO₂は、
幹・枝・葉・根といった“木そのもの”として固定されます。

つまり、木が成長すればするほど、
その分だけ大気中のCO₂を減らしているということになります。


「森林=巨大なCO₂貯蔵庫」

 

一本の木が吸収できるCO₂の量は限られています。
しかし、これが森全体となると話は変わります。

森林は、

  • 🌳 数千〜数万本の樹木

  • 🌱 下草や低木

  • 🍂 土壌中の微生物

が一体となった、巨大な炭素の貯蔵庫です。

特に注目すべきなのは、
「伐採されず、適切に管理された森林」は、
長期間にわたってCO₂を蓄え続けるという点です。


若い森と成熟した森の違い

 

CO₂吸収という観点では、
若く成長が盛んな木ほど吸収量が多いという特徴があります。

そのため、

  • 間伐によって木を適切な密度に保つ

  • 若い木が育つ環境をつくる

といった森林管理は、
温暖化対策としても非常に重要です。

「木を切る=環境破壊」というイメージを持たれがちですが、
実際には切って・育てて・守るという循環があってこそ、
森林は最大の力を発揮します。


森林が失われると何が起こるか

 

森林が減少すると、

  • ❌ CO₂を吸収する量が減る

  • ❌ 大気中のCO₂濃度が上昇

  • ❌ 気温上昇が加速

という悪循環が生まれます。

さらに、森林がなくなることで、

  • 洪水

  • 土砂災害

  • 生態系の崩壊

といった問題も同時に進行します。


まとめ

 

森林は、

  • 🌲 成長を通じてCO₂を吸収し

  • 🌍 地球温暖化の進行を抑え

  • 🔁 人と自然のバランスを保つ

という、極めて重要な役割を担っています。

目に見えにくいからこそ、その価値は過小評価されがちですが、
森は未来の環境を守る最前線なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第22回~

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環境と役割

― 森林が持つ防災機能と私たちの暮らし ― 🌏🌳

 

 

 

森林は、自然環境を守る存在であると同時に、人の命と生活を守る防災施設でもあります。


特に山が多く、豪雨災害が増えている日本において、森林の役割は年々重要性を増しています。


森林が土砂崩れを防ぐ仕組み

 

森林の最大の防災機能のひとつが、土砂崩れの抑制です。
その中心となるのが、木々の根の働きです。

樹木の根は、

  • 土壌を深くつかむ

  • 地面を網目状に固定する

ことで、斜面の崩壊を防ぎます。


落ち葉と土がつくる“クッション”

 

森林の地表には、落ち葉や腐葉土が厚く積もっています。
この層があることで、

  • 雨粒の衝撃を和らげる

  • 水をゆっくり吸収する

という効果が生まれます。

裸地と比べると、森林がある斜面は圧倒的に崩れにくいのです。


洪水を防ぐ「緑のダム」

 

森林は「緑のダム」と呼ばれることがあります。
これは、雨水を一時的に蓄え、ゆっくりと川へ流す機能を持つためです。

この働きにより、

  • 河川の急激な増水を防ぐ

  • 下流域の洪水リスクを軽減する

といった効果が発揮されます。


放置された森林が招くリスク

 

重要なのは、森林は放置すれば安全になるわけではないという点です。

管理されていない森林では、

  • 木が密集し根が浅くなる

  • 倒木が増える

  • 土壌が弱くなる

といった問題が起こり、防災機能が低下します。


人の手があってこその防災機能

 

間伐・林道整備・巡視点検。
これらの作業によって、森林は本来の力を発揮します。

森林は「守るもの」であると同時に、
人が関わることで守られる存在でもあるのです。


まとめ

 

森林は、

  • 🌳 土砂崩れを防ぐ

  • 🌳 洪水を抑える

  • 🌳 地域の暮らしを守る

という重要な役割を担っています。


その機能を支えているのが、日々の地道な整備と管理です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第21回~

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林道の整備

― 搬出や管理のための“森の中のインフラ”― 🌲🚜

 

 

 

林業や森林整備の現場において、「林道の整備」は欠かすことのできない基盤工事です。
林道とは、山林の中に設けられる作業用の道路であり、木材の搬出だけでなく、森林を守り、管理し、災害から地域を守るための重要な役割を担っています。

一見するとただの山道に見えるかもしれませんが、林道は森と人をつなぐインフラであり、その整備の良し悪しが作業効率や安全性に直結します。


林道が必要とされる理由

 

森林の中で行われる作業は、人の手作業だけでは限界があります。
伐採・間伐・下刈り・点検など、どの工程においても重機や車両の進入が必要です。

林道があることで、

  • 木材を安全かつ効率的に搬出できる

  • 重機が現場まで入れる

  • 作業時間と労力を大幅に削減できる

といったメリットが生まれます。

もし林道がなければ、森林資源は「あるのに使えない」状態となり、林業そのものが成り立ちません。


林道整備は「道を通す」だけの仕事ではない

 

林道整備は、単にブルドーザーで山を削る作業ではありません。
実際には、自然条件を読み取る力が強く求められます。

具体的には、

  • 地形の起伏

  • 地盤の強さ・弱さ

  • 雨水の流れる方向

  • 周囲の植生

これらを総合的に判断しながら、崩れにくく、長く使える道をつくります。


特に重要な施工ポイント

 

勾配の設定

勾配が急すぎると車両が登れず、緩すぎると施工範囲が広がります。
安全性と施工効率の両立が求められます。

排水処理

林道の寿命を左右するのが排水です。
雨水が溜まると路盤が流され、道そのものが使えなくなります。

法面(のりめん)の安定

切土・盛土部分は崩落のリスクが高いため、角度や補強方法に細心の注意を払います。


林道が森林を守る理由

 

林道は木を運ぶためだけのものではありません。
定期的な管理作業を可能にすることで、森林の健全性を保つ役割を果たします。

適切に管理された森林は、

  • 倒木が起きにくい

  • 土壌が安定する

  • 災害リスクが低下する

という好循環を生み出します。


まとめ

 

林道の整備は、

  • 🌲 林業を支える基盤

  • 🌲 森林管理を可能にする通路

  • 🌲 災害を未然に防ぐインフラ

として、非常に重要な仕事です。


見えにくい存在だからこそ、その価値は計り知れません。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第20回~

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木材の等級選別 📐🌲

― 丸太の“価値”を見極めるプロの目 ―

 

 

 

木材は、すべて同じ価値ではありません。
同じ山・同じ樹種であっても、
一本一本の状態によって評価は大きく変わります

その価値を決めるのが、
👉 木材の等級選別
という工程です。


🌲 等級選別とは?

 

等級選別とは、

  • 丸太の太さ

  • 曲がり具合

  • 節の有無・大きさ

  • 傷・腐れ・割れ

などを総合的に見て、
用途と価格を決める作業です。

これは単なる仕分けではなく、
👉 木の“将来の使われ方”を決める重要判断でもあります。


📏 太さが価値を左右する理由

 

木材評価でまず見られるのが、太さ

  • 太い丸太 → 梁・柱・構造材

  • 細い丸太 → 板材・合板・チップ

 

太い木ほど、

  • 使い道が広い

  • 加工後の歩留まりが良い

ため、
基本的に評価が高くなります📈


🌀 曲がり・反りの影響

 

次に重要なのが、曲がりです。

  • まっすぐな丸太

  • わずかに曲がった丸太

  • 大きく湾曲した丸太

曲がりが大きいほど、

  • 製材ロスが増える

  • 構造材に使いにくい

ため、評価は下がります⚠️

ただし、

  • 用途によっては問題にならない

  • 特殊用途で使われる場合もある

など、
単純な良し悪しではないのが選別の難しさです。


🌳 節(ふし)の有無と評価

 

節は木が成長する過程でできるもの。

  • 小さく整った節

  • 大きく抜けた節

  • 集中している節

節の状態によって、

  • 見た目

  • 強度

  • 加工性

が大きく変わります。

特に、

  • 化粧材

  • 内装材

では、
👉 節の少なさ=高評価
になることが多いです✨


🔍 傷・腐れ・割れのチェック

 

等級選別では、
細かな欠点も見逃されません。

  • 伐倒時の打痕

  • 搬出時の傷

  • 乾燥による割れ

  • 内部腐朽の兆候

 

これらは、

  • 強度低下

  • 商品価値低下

につながるため、
慎重にチェックされます👀


🧠 等級選別は“経験の世界”

 

木材の等級選別は、
数値だけで決まるものではありません。

  • 見た瞬間の印象

  • 触った感覚

  • 木目の出方

など、
長年の経験に裏打ちされた判断が求められます。

「この木はどこで、どう使われるか」
そこまで想像して評価するのが、
等級選別の本質です🌲✨


📝 まとめ

 

木材の等級選別は、

  • 太さ

  • 曲がり

を総合的に見て、
木の価値を決定する工程

山で育った一本の木が、
どんな形で社会に役立つのか――
その運命を決める、
非常に重要で奥深い作業です📐🌲

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第19回~

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搬出作業 🚛🌲

― 山で伐った木を“価値ある資源”として届ける工程 ―

 

 

 

林業において、伐倒・集材までが終わっても仕事はまだ半分です。
山の中にある木材を、市場や製材所へ安全かつ効率よく運ぶ
それが「搬出作業」です。

この工程は一見すると「トラックに積んで運ぶだけ」に見えがちですが、
実際には林業全体の品質と収益性を左右する重要工程です🚛💨


🌲 搬出作業とは何か?

 

搬出作業とは、

  • 山土場(集積場所)に集めた丸太を

  • トラックに積み込み

  • 市場・製材所・原木置き場へ運搬する

までを指します。

しかし実際の現場では、

  • 道が狭い

  • 傾斜がきつい

  • 地盤が弱い

  • 天候に左右される

といった条件が重なり、
単純な運搬作業では済まないのが現実です⚠️


🛣️ 林道・作業道が搬出を左右する

 

搬出作業の成否は、
👉 林道・作業道の状態
に大きく左右されます。

  • 道幅はトラックが安全に通れるか

  • カーブで切り返しができるか

  • 雨天でも路盤が崩れないか

これらを考慮せずに搬出を行うと、

  • トラックのスタック

  • 路肩崩壊

  • 積載中の事故

につながる危険があります⚠️

そのため、搬出前には必ず、

  • 路面状況の確認

  • 重機による補修

  • 必要に応じた道づくり

が行われます🛠️


🏗️ 積み込み作業の精度が重要

 

搬出作業で特に重要なのが、
トラックへの積み込みです。

使用されるのは、

  • フォワーダ

  • グラップル付きバックホウ

  • トラック搭載型クレーン

などの重機。

ここでのポイントは👇

  • 丸太の長さを揃える

  • 重心を安定させる

  • 荷崩れしない積み方

少しでもバランスが悪いと、

  • 走行中の荷崩れ

  • 道路交通法違反

  • 重大事故

につながるため、
積み込みは“経験と感覚”がものを言う工程です🚧


⚖️ 積載量と法令遵守

 

搬出作業では、
「たくさん積めば良い」という考えは通用しません。

  • 最大積載量

  • 車両総重量

  • 丸太のはみ出し防止

など、厳格なルールがあります📏

過積載は、

  • 道路損傷

  • 事故リスク増大

  • 事業停止リスク

を招くため、
安全第一での搬出管理が不可欠です。


🌧️ 天候と搬出の関係

 

林業の搬出作業は、
天候の影響を非常に受けやすい工程です。

  • 雨 → 路面がぬかるむ

  • 雪 → スリップ・通行不能

  • 強風 → 積み下ろし危険

 

特に雨天時は、

  • 無理に搬出しない

  • 作業を延期する

といった判断も重要になります☔


📝 搬出作業の本質

 

搬出作業は、

  • 木を運ぶ作業

  • 物流の仕事

であると同時に、

👉 山と街をつなぐ最終工程

伐った木が「資源」として世に出るかどうかは、
この搬出作業にかかっていると言っても過言ではありません🌲➡️🏭


📝 まとめ

 

搬出作業とは、

  • 運搬技術

  • 重機操作

  • 道づくり

  • 法令遵守

  • 天候判断

 

すべてを総合した、
林業の集大成とも言える工程です🚛✨

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第18回~

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集材作業 ― 森から木を運び出す知恵と技術

架線集材と高性能林業機械の活用

 

 

 

伐倒された木は、そのままでは利用できません。
次に行われるのが集材(しゅうざい)作業です。

集材とは、
伐った木を一定の場所まで集める作業
であり、林業の効率・安全・環境配慮を左右する重要工程です。


集材作業の目的

 

集材作業には、明確な目的があります。

  • 木材を傷めずに運ぶ

  • 作業時間を短縮する

  • 斜面での安全を確保する

  • 森林へのダメージを抑える

単に「引っ張る」作業ではなく、
現場条件に最適な方法を選ぶ判断力
が求められます。


架線集材 ― 急斜面で生きる伝統技術

 

急傾斜地や重機が入れない場所では、
架線集材が活躍します。

架線集材とは

  • ワイヤーロープを張り

  • 空中に木を吊り上げ

  • 滑らせるように運搬

 

地面を引きずらないため、

  • 地表を荒らさない

  • 木材の品質を保てる

という大きなメリットがあります


架線集材で重要なポイント

 

  • 支点となる立木・支柱の選定

  • ワイヤー角度と張力計算

  • 作業範囲の安全確保

少しの判断ミスが、
ワイヤー切断や事故につながる
ため、経験と慎重さが不可欠です。


高性能林業機械による集材

 

近年主流となっているのが、高性能林業機械による集材です。

主な機械

  • グラップル

  • フォワーダ

  • スキッダ

 

これらを使い、

  • 木を掴む

  • 運ぶ

  • 積む

作業を効率的に行います。


⚙️ 機械集材のメリットと注意点

 

✅ メリット

  • 作業スピードが速い

  • 人力作業が減り安全性向上

  • 大量処理が可能

 

⚠️ 注意点

  • 地面を傷めやすい

  • 機械導線の計画が必須

  • 雨天時は作業制限が必要

そのため、
地形・天候・土質を見極めた運用
が求められます。


環境に配慮した集材計画

 

集材作業は、森林環境への影響も大きい工程です。

  • 残存木を傷つけない

  • 表土流出を防ぐ

  • 水路を荒らさない

これらを意識することで、
次世代につながる森林管理が実現します。


まとめ

 

集材作業は、

  • 技術

  • 機械

  • 地形判断

  • 環境配慮

が融合した、林業の要となる工程です。

伐倒された一本の木が、
資源として活かされるかどうか
その分かれ道が、集材作業にあります

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第17回~

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伐倒作業 ― 森と向き合う最初の一手 ⛏️

チェーンソーと重機で行う、林業の中核作業

 

 

 

林業におけるすべての作業は、伐倒(ばっとう)作業から始まります。
伐倒とは、立っている木を計画通りの方向へ安全に倒す作業のこと。


一見すると「木を切り倒すだけ」のように思われがちですが、実際は高度な判断力と技術が求められる、林業の要となる工程です。


伐倒作業の役割とは

 

伐倒作業の目的は、単に木を倒すことではありません。

  • 周囲の木を傷つけない

  • 作業者の安全を確保する

  • 次工程(集材・搬出)をスムーズにする

  • 森林環境への影響を最小限に抑える

つまり伐倒は、
森・人・作業工程すべてを考えた計画作業なのです。


チェーンソー伐倒の基本技術

 

現在も多くの現場で使われているのが、チェーンソーによる伐倒です。

使用前の重要確認

  • チェーンの張り・刃の状態

  • 燃料・オイルの確認

  • 周囲の地形・傾斜

  • 風向き・風の強さ

これらを確認せずに作業を始めることはありません⚠️


受け口と追い口 ― 伐倒の核心

 

伐倒では、受け口(切り欠き)と追い口が極めて重要です。

受け口

  • 木を倒したい方向に作る切り欠き

  • 倒れる方向を決定づける

  • 角度・深さ・位置が精度を左右

 

追い口

  • 木を押し出すための切断

  • ヒンジ(つる)を残すことで方向制御

このヒンジの残し方ひとつで、
倒れる方向・スピード・安全性が変わります。


 自然条件を読む力

 

伐倒作業では、機械操作以上に自然を読む力が重要です。

  • 木の傾き(前傾・後傾)

  • 樹種による重心の違い

  • 風の強さ・突風の可能性

  • 地面の滑りやすさ

 

特に山林では、
「思った通りに倒れない」
という事態を常に想定して作業します。


重機を用いた伐倒作業

 

近年では、**重機(フェラーバンチャ・ハーベスタなど)**を用いた伐倒も増えています。

重機伐倒の特徴

  • 作業者がキャビン内にいるため安全性が高い

  • 切断から倒木まで一連の作業が可能

  • 大径木や大量伐採に向いている

 

一方で、

  • 機械の操作技術

  • 地形への適応力

  • 重機導線の確保

といった高度な判断も必要になります。


⚠️ 伐倒作業の危険と対策

 

伐倒作業は、林業の中でも特に危険度が高い作業です。

  • 予期せぬ方向への倒木

  • 枝の跳ね返り

  • 根返り・地盤崩れ

 

そのため、

  • 退避ルートの確保

  • 声掛け・合図の徹底

  • 単独作業を避ける

といった基本が、命を守ります


まとめ

 

伐倒作業は、

  • 技術

  • 判断力

  • 自然理解

  • 安全管理

すべてが求められる、林業の基礎であり核心です。

一本の木を倒すまでに、
多くの計算と経験が詰まっている
それが伐倒作業なのです

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業のよもやま話~第16回~

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主伐(しゅばつ)とは
〜森の成長を次世代につなぐ循環の仕組み〜


木は人と同じように、“寿命”があります。
数十年、時には百年以上の時を経て立派に育った木は、やがて伐採の時期を迎えます。

それが「主伐(しゅばつ)」。
成熟した木を伐り出し、木材として利用する作業のことです。
しかし、ただ伐るだけではありません。
主伐の本当の目的は、「次の森を育てる準備」にあるのです。


主伐の意義

 

主伐は、森のサイクルをつなぐための最終工程。
人工林では、
植林 → 下刈り → 間伐 → 主伐
という流れで数十年をかけて育林が行われます。

木が充分に太く成長したら、木材として利用する。
そして伐った跡地には新たな苗を植える――
この**「伐って、植えて、育てる」循環**が、持続可能な森林経営の基本です。


⚙️ 主伐の工程

 

1️⃣ 事前調査と計画
 地形や気候、木の種類を調べ、伐採の範囲や方法を決定。
 大型機械を使用する場合は、周囲への影響も最小限に抑えるように配慮します。

2️⃣ 伐採作業
 伐採では、チェーンソーや高性能林業機械を使用。
 倒す方向や風の流れを読み、他の木を傷つけないよう慎重に作業します。
 大木が静かに倒れる瞬間は、まさに森の歴史の一区切りです。

3️⃣ 搬出・運搬
 伐り出した丸太は、重機や架線集材で山から下ろし、トラックで製材所へ。
 用途に応じて住宅材・家具材・合板・紙などへと姿を変えます。

4️⃣ 更新作業
 伐採後の地面を整地し、新たな苗を植える「再造林」を行います。
 これにより、次の世代の森が再び成長を始めます。


主伐が守る未来

 

主伐によって得られた木材は、再生可能な資源
伐ったあとに植えることで、森林資源は永続的に循環します。

また、木材を使うことはCO₂削減にもつながります。
木は育つ間に二酸化炭素を吸収し、木材として使われる間も炭素を固定し続けます。

つまり、森を使うことが、地球を守ることになるのです。


まとめ

 

主伐は、森の「終わり」ではなく「新しい始まり」。
一本の木を伐ることは、次の世代の森を育てる第一歩です。

間伐で森を整え、主伐で命を受け継ぐ――
その積み重ねが、豊かな森林と持続可能な未来をつくっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

🌲間伐(かんばつ)とは
〜森に光と風を通す大切な仕事〜


森の中を歩くと、木々がびっしりと並び、どこを見ても緑に包まれています。
しかし、木があまりに密集しすぎると、光が届かず、風も通わない状態になってしまうのです。

そんなときに行われるのが、「間伐(かんばつ)」。
簡単に言えば、“森の間引き”。
木を間引くことで、残された木々が健やかに育つようにする――それが間伐の目的です。


🌳 間伐の役割と目的

 

木は太陽の光を浴びて光合成を行い、幹を太く育てます。
ところが、木が密集してしまうと、下の木には光が届かず、細く弱々しいままになってしまいます。

間伐を行うと――

  • 🌞 森の中に光が差し込み、下草や小さな苗木も育つ

  • 💨 風が通って、病害虫やカビが発生しにくくなる

  • 🌱 土壌が乾燥せず、健全な水の循環が生まれる

まさに「森を生かすために、あえて伐る」作業。
一見、木を減らすように見えても、それは森全体の健康を守る行為なのです。


⚙️ 間伐の進め方

 

1️⃣ 調査と選定
 どの木を残し、どの木を伐るか――これは熟練の技が求められます。
 まっすぐ伸びた木、病気にかかった木、日陰で育たない木など、
 一本ずつ状態を確認しながら選別します。

2️⃣ 伐採と搬出
 選定された木はチェーンソーで丁寧に伐り倒されます。
 倒す方向、衝撃の吸収、他の木への影響など、すべて計算された動きです。
 伐った木は林道を通じてトラックで運び出され、チップ材や燃料材などとして再利用されます。

3️⃣ 後処理と整備
 伐採跡地に残った枝葉を整理し、森の地表を守るための整地作業も行われます。
 この作業が森の再生を促す大切なステップです。


🌿 環境への恩恵

 

間伐された森では、太陽光を受けて樹木が元気に成長します。
また、下草や小動物も増え、生態系の多様性が戻ってきます。

さらに、健康な木は多くのCO₂を吸収し、温暖化防止にも貢献。
森を間引くということは、地球の呼吸を助けることにもつながるのです。


🌄 まとめ

 

間伐は、森のバランスを保つための“お手入れ”です。
放っておけば窒息してしまう森に、光と風を届ける――
それはまさに、自然と共に生きる人間の知恵です。

今日も山では、静かにチェーンソーの音が響き、
新しい生命のサイクルが始まっています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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