オフィシャルブログ

頼本林業のよもやま話~第12回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っている

頼本林業株式会社、更新担当の富山です!

 

 

 

🌳森づくりの工程 ― 植林作業の現場から

 

 

 

森は「伐って、使って、植えて、育てる」という循環があって初めて持続可能になります。

その中でも 植林作業 は、森づくりの最初の一歩であり、次世代に森林資源を残すための重要な工程です。

ここでは、実際の植林作業の流れや意味を詳しく解説します。


🌱 植林の目的と意義

 

植林は、単に木を植えるだけではありません。

  • 木材資源の確保:将来の建築や紙資源に不可欠。

  • 環境保全:CO₂を吸収し、地球温暖化防止に貢献。

  • 防災効果:樹木の根が斜面を支え、土砂崩れや洪水を防ぐ。

  • 生態系の維持:鳥や昆虫など多様な生物の住処を提供。

つまり植林は「人間のため」だけでなく「自然と共生するため」の活動でもあるのです。


🌲 植林作業の流れ

 

1. 苗木の準備

  • 苗畑でスギやヒノキなどの苗を数年かけて育成。

  • 地域や気候に適した樹種を選定することがポイント。

2. 地拵え(じごしらえ)

  • 山の斜面に生い茂った雑草や低木を刈り払い、苗木を植えやすい状態に整備。

  • 石や倒木を取り除く作業も含まれる。

3. 植え付け

  • 人力で斜面に穴を掘り、苗を植えていく。

  • 斜面では等間隔に配置することで成長時の競合を防ぐ。

  • 樹種によって植え方が異なる(スギは成長重視、ヒノキは耐久性重視)。

4. 植栽後の管理

  • 下草刈り:雑草に栄養を奪われないようにする。

  • 獣害対策:シカやイノシシから苗木を守る。

  • 成長が安定するまで5〜10年ほどは継続的な管理が必要。


👩‍🌾 人と地域の関わり

 

植林は林業従事者だけでなく、地域住民や学校、ボランティアが参加するケースもあります。

地域ぐるみで森を育てることは、防災意識の向上や環境教育の一環としても重要です。

最近では企業がCSR活動の一環として植林活動に参加することも増えています。


✅ まとめ

 

植林は森づくりの出発点であり、未来の資源・環境・安全 を守る基盤です。

  • 苗木の準備から植え付け、下草刈りまで長期的な視点が必要

  • 地域や社会全体が関わることで、持続可能な森林経営が可能になる

つまり植林は「木を植える作業」以上に、「人と自然の未来をつなぐ営み」なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

熊本県菊池市を中心に日本全国で「木を育て、森を作る」林業一式を行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png